コンパイラ研究のトレンドと展望
先週参加したLCPC2004では私が好きな解析系の話題(「こういう解析をしてこれだけ速くなりました」という話)はやはり少なかった。全体的に見て
- Embedded System
- Domain Specific Optimization
- High Level Language Compiler
の3つが流行りのようであり、パネルトークでもそういう空気であった。私としても今後はコンパイラそのものの研究に加えてコンパイラ技術を用いて何をするか、を考えていく必要があるとは思う。もっとも上記の特定の3つの話題に関しては魅力を感じないが。私自身は、短期的には最適化でもっとプログラムを速くすることを追求していくが、中期的な目標としてより広い視野に立ったコンパイラ関連の研究ができればよいと思う。
もっとも一生コンパイラ屋として生きていくと決めたわけではもちろんない。広い意味でシステム関連でワクワクするような仕事ができればよいのだ。